「善光寺参り絵解き図」制作の趣旨

■ 趣旨 ■

善光寺の信仰は、善光寺縁起を描いた絵伝を絵解きすることによって全国に広まりました。
このたび長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作します。それを使って新たな絵解きを創造します。
平成27(2015)年には善光寺御開帳と新幹線金沢延伸が予定されています。それを前に、長野独自の伝統文化を全国に発信していきます。


平成25(2013)年2月19日
善光寺参り絵解き図制作プロジェクト

2013/08/21

第8回制作プロジェクト/原寸でバランスを検討


平成25年8月21日。

時折、小雨がぱらつき、蒸し暑い日。
長野郷土史研究会の事務所で8回目の会合を開きました。

2月にスタートした本プロジェクト。
8月10日に開設したブログをパソコンで確認。
メンバー各人が活発に更新していこうと話し合いました。

今回は、絵師の尾頭さんが原寸大の下書きを持参。
壁に貼ると、メンバーから歓声が上がりました。
尾頭さんが全体のバランスのとり方を説明。
また、すやり霞や植栽の描き込み方についても解説しました。

これまで頭の中だけで、想像していた絵図。
それが原寸大の図を提示してもらったことにより、
仕上がりのイメージが大きく膨らみました。

最後に描き込む人物や動物などを最終確認。
意見を出し合って、追加や修正をしました。

どんな意見でも、それを前向きに受け入れてくれる尾頭さん。
熱心に話し合いが行われ、充実した会合となりました。


記:小林玲子