「善光寺参り絵解き図」制作の趣旨

■ 趣旨 ■

善光寺の信仰は、善光寺縁起を描いた絵伝を絵解きすることによって全国に広まりました。
このたび長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作します。それを使って新たな絵解きを創造します。
平成27(2015)年には善光寺御開帳と新幹線金沢延伸が予定されています。それを前に、長野独自の伝統文化を全国に発信していきます。


平成25(2013)年2月19日
善光寺参り絵解き図制作プロジェクト

2013/11/29

第12回制作プロジェクト/すやり霞が描き込まれた原寸大原画



平成25年11月29日金曜日。
今朝の長野市は、今シーズン一番の冷え込みとなりました。

第12回目の会合は、郷土史研究会の事務所にて行われました。
前回の会合では絵師の尾頭氏アトリエにて、
原寸大の原画を前に、メンバーで議論しました。

今回は、今日の朝までバランスを見ながら描き込んだ原画を写真撮影し、
A3サイズに縮小したものを尾頭氏が準備。
前回はラフイメージで提案していたすやり霞もしっかりと描き込まれ、
周囲の山々や細かな建物も追加されており、
さらにイメージが膨らむ原画となってまいりました。

資料を見ながら、メンバーで川や山の位置、
橋の向きや建物の様子等をさらに話し合いました。

「原寸大サイズへ実際に描き込んでみると、
  想像以上に各々を配置するバランスを
 丁寧に整える必要性に気付きました」

と尾頭氏。

予定より時間がかかってはいますが、
確実に「善光寺参り絵解き図」の完成に近づいています。



記:山口純子